カブブック・チャレンジブックの取組み方
カブブック
カブブック(くま・しか・うさぎ)[通称:カブブック]は、それぞれの年齢の少年・少女として、またよき社会人としての資質を高めるために、ぜひとも修得し身につけてもらいたいと思われる事項を、うさぎ、しか、くまともに4つの区分にまとめられています。
カブブック(チャレンジ章)[通称:チャレンジブック]は、少年・少女たちの生活の幅を広げ、個性を伸ばすのに役立たせるものです。
知識や技能を修得するためばかりでなく、豊かな人間形成に貢献できるものです。
取り組み方
カブブック・チャレンジブックへの取り組みは、その事柄が完全に自分のものになることよりも、それを一生懸命頑張ったことに意義があると思います。
全くできていないのにサインをしてしまうのは、スカウトに頑張る気持ちや達成感を持たせることができず、かえって悪影響があると思います。
家庭での取り組みに対するサイン
結果よりその過程を大事にして、家庭で取り組んだ課目(細目)にサインする時は、頑張ったことを褒めてサインしてあげてください。
また、例えば「料理家」に取り組み、料理を作った時などは、保護者の方のサインとともに、チャレンジブックの空きスペースを使ってスカウトにも読める(理解できるよう)コメントを記入してあげるのもよいと思います。
なお、サインをしたページには、「ふせん」を貼るなどして、サインをした課目がわかるようにしてください。
集会(カブ隊の活動)での取り組みに対するサイン
集会で取り組んだものについては、カブ隊指導者がサインをします。
スカウトが集会から帰ってきたら、カブブック・チャレンジブックに目をとおして、指導者のサインがある課目(細目)には、保護者のサインをお願いします。
特に、チャレンジブックについては、保護者のサインがない場合は、スカウトにチャレンジ章の記章を授与いたしませんのでご注意ください。
なお、記章を授与された場合は、チャレンジブック進歩一覧表に完修日を記入してください。
修得のポイント
カブブック・チャレンジブックの課目は、できる限り集会に参加することによって修得できるように計画しますが、カブブックの家庭で行う課目(サイン欄の左側に家のマークが付いている)やチャレンジブックの家でしかできない課目、集会欠席によりできなかった課目については、家庭での取り組みをお願いします。
家庭だけでなく、学校や習い事で行ったことについても修得の対象になります。
例えば、書道やそろばんを習っていて、級を持っていれば「特技博士」、家庭や学校でモーターで動くおもちゃを作ったら「技術博士」の対象になります。
夏休みの読書感想文で「読書家の2」、ご近所の清掃活動で下水溝の掃除を手伝ったら「自然保護の3」などもOKだと思います。
「手伝い」や「料理家」などは、ぜひ家庭で取り組ませてください。
家庭で取り組んだ課目についてチャレンジ章を申請する時は、
- 修得内容がわかるもの(書道の級が書いてある書面、作品や賞状など)がありましたら、チャレンジブックと一緒に指導者にみせてください。
- チャレンジブックで、「調べて説明する」、「図に書いて説明する」、「調べて記録する」などとなっているものについては、カブの活動用に用意するノートに書くか、書いた物を貼り付ける等して、 それを指導者にみせてください。
料理家でクッキーを作った時など、集会に持ってきて隊長に食べさせてくれると嬉しいです。
カブブック・チャレンジブックは、放りっぱなしにしておくと、ほとんどやり遂げられませんが、あまり手を貸しすぎると依頼心が強くなってしまいます。
相談にはできるだけのり、アイデアやヒントを与えて、自分で何かをやっているという気持ちを持たせてやってください。